娘の学校の先生を『神父さま!』と呼ぶマミー

私の周りのユニークな人々

【この記事は2017年7月23日の旧ブログ記事をリプレイスしたものです。】

みなさん、こんばんは。

今夜は涼しい(というか激しい)ちびまる子頭が5分で渦巻くひとり台風。風強っ!!!

さて今日はくろまめの黒歴史とも言える暗黒の小中時代を過ぎて高校時代に起きた話。
あのね、いちおう念押ししておくけど、このブログは歴史物では無いよ。

何が言いたいかと言うと、くろまめの周りには
くろまめですら仰天しちゃうような
ユニークな人たちが大勢いるの。

奥さん、いきなりそんな宣言されてもねぇ。

すでにみんな知ってるくろまめの親友サリーちゃん。
彼女のマミー、その名はときこさん。

くろまめとサリーちゃんは3歳くらいからの幼馴染。
別に家が近所ってわけでもない。
くろまめんちの隣がたまたまサリーちゃんの従妹ちゃんの家だった。
当然ながら幼稚園も小学校も中学校も別々。
それなのになんの因果か受験した高校が一緒だった。
中学卒業直後に駅で偶然再会。
「どこ受けたのよ?」「げっ!同じ高校ってか?」

なんか微妙にウケた。

しかも入学式で発表されたクラスが同じ?
しかもアイウエオ順に並んだ最初の席が真隣?

こんなこと普通ある?
ウケる!なんつう偶然。

しゃべるよね。
暇させあればぺちゃくちゃぺちゃくちゃ。
高校時代はしゃべってた記憶しかない。
授業中にどんだけ注意されたことか。

多分くろまめの暗黒時代はこの時点でめでたく終わりを告げた。
箸が転がっても楽しい年頃、高1。
まぶしいくらいの若さ。
あーだこーだとくだらないことで笑ってなーんでも話したよね。
お互いの家に泊まりに行ったり来たり。

サリーちゃんのパパは毎朝ノックもなしにゴミを回収しに部屋に入ってくる。
しかもパンイチだ。
乙女にはなかなかキツい瞬間。
何度も着替え中にスカートをはいてないタイツマン姿を見られたもんだわ。
きまずい空気が流れるけどお互いスルー。
そのドッキリさえなければマミーのご飯は美味しいし文句のつけようもない。

くろまめにもそんな時代があったわけよ。
なんなら中島みゆきの時代歌っちゃうよ。

そしてある日、唐突にも2人は他の友人たちと授業をサボって坂の下にある商店に行きました。
入学から2週間足らずで授業を抜け出して、よりにもよって堂々と正門から出てお菓子を買いに向かってる最中に即捕縛される。

入学早々、お縄になった。
先生ってば思いのほか、その辺歩いてるよね。笑

お縄になった新入生は記憶を辿れば12人。多い!めっちゃ多い!
新入生のくせして大胆だった。12人で堂々と歩いてた。
上級生である友達のお姉ちゃんに「ばっかじゃないの」とも言われた。

 

本物の バカでした。

その時一緒に捕縛された中には同級生の警察官と結婚したお風呂屋さんのオッちゃん(女子)も居た。彼女の一生の汚点になったと思う。

そして職員会議のあとは当然ながら全員の親に連絡が行ってすぐに学校に呼び出された。
学内で職員と母親たちの会議が開かれた。
今なら鬼LINEされるとこ。
くろまめなんかのんきに「そうか授業サボって外に出たら親が呼ばれるわけね」と思った。

学校において先生は誰よりも偉い時代。
当然ながら母親達への叱責はすごかったと思う。
そこには学年主任のいつも竹刀を携えたハゲでコワモテのイシイが居た。

イシイは野太い声で母親達に
『入学早々けしからん!』
『家庭教育は一体どうなってるのか!』
『これからは停学も含め断固として対処する!』

くろまめの母は小学、中学と存在感ゼロだったネクラ娘が突然やらかしたおサボリにビックリ。
叱責を受けてる間は動悸が止まらず、俯いたままだったと言う。
おそらく小心者の母は身の縮む思いだったに違いない。
その時のことをずっと後々まで青天の霹靂と言っていたくらいだ。(あいすいません)

親友のサリーちゃんのマミーときこさん。は最初から落ち着いて相槌などを打っていたらしい。
敬虔なクリスチャンであるときこさん。いつでも物腰柔らかで子供のくろまめから見ても美しく上品な奥さま。

ヒートアップしたイシイはサボった女生徒達のことをさらに口汚く罵り、
『今後はタダではおかん!どうしようもないろくでなしどもだ』と言ったらしい。

それまで神妙に聞いていた母親達もちょっと色めき立つ瞬間だったと言う。
(先生、それはあんまりじゃありませんか?)
内心そう思ったけどとても言い出せなかったろう。
おとなしいくろまめの母ですら奥歯を噛み締めたそうだから。(いや娘に対してね)

その時、スクッと挙手をしたのが、誰あろう

ときこさん。

出た!もうすでにやらかす予感しかしない。

いきなり先生に向かってハリのある声で

神父さま!!!

えっ????

母親達11人はいきなりの珍事に

ポッカーン

イシイもキョットーン。

いやいや、ちゃうちゃう!
先生や!!
その人神父さまちゃう!!!
思いっきり突っ込むとこ。
え、だれも突っ込まんのかーい!
関西人いたら怒られるやつやで、知らんけど。

その後、控えめのクスクス笑いが広がって間違いに気づいたときこさん。

『あっ!間違えた!先生!』と言い直したけど、時すでに遅し。

『間違えました!先生!それはあんまりじゃありませんか!あの子達は知らなかっただけです。
是非これからの様子をあたたかく見守って…』

説得力…ゼ〜ロ〜〜!!!

その話を聞いた時のサリーちゃんの落ち込みようときたら!
『やらかしたね、あんたんちのときこさん。やっちゃったね。』
笑いながら慰めてはみたものの。
頭を抱えたサリーちゃん

『またやらかしやがったよ!どこでも登場する「神父さま」だよ?
この間は一緒に行った病院の医者にも「神父さま!!!」って呼びかけちゃってさぁ…もう…やめて… おかぁさん…』と絶句していた。

と言うわけでこの話は高校3年間どころか、ずっとこの歳になっても同窓会では毎回披露されるくらいの鉄板ネタに認定された。

しかし、ときこさん。の名誉のために言っておくが、この『神父さま!』発言で母親達は救われた。
クスクス笑いで緊張が解け、その後は教師達とざっくばらんに情報交換をするようになったそうだ。

すっかり名物マミー、ある意味偉大!
さすがユニーク天然ときこさん。

 

ここにも激しくユニークな人が存在します。
☟くろまめを散々もてあそぶ美人妻

わたしを翻弄するオンナ@シンガポール
仲良しのモカちゃんとのシンガポール生活は英語ができないもの同士、助け合って生きていた。底抜けに明るいモカちゃんは正直で天然で素直な超美人。しかし彼女はたびたび事件を起こし、わたしを翻弄した。アクセサリー材料店にひとりで謝りに行かされた顛末をせめて誰かに知ってほしい。

 

ときこさん。にはその後も事あるごとに優しい笑顔で励まされ、ご飯をご馳走になり、大人になっても癒されてきた。
くろまめの中では今も変わらず女神なときこさん。
その後もびっくりエピソード満載でユニークさもリスペクト!

そして…
実はときこさん。とくろまめ母が呼びだされたのはこの一回だけではない。
そのあとも札付きの不良並みにちょいちょい学校や教師の自宅にまで呼び出されたもんだから、子供も親もますます結束力が強まったよね。

けっして昔はワルかった自慢じゃ無いの。

むしろ今のほうがやさぐれてる。

 

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やさぐれはフルーツが大好きだぁあ♪

※記事はあくまでも個人的感想です。
くろまめには専門知識がありません。
すべての情報に関しての正確性は曖昧ですので、ご注意ください。

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