しんちゃお。
雷だけで雨が降らない不思議な今夜のベトナムからくろまめです。
先日、こんなツイートをしたよ。
日本に住んでたら路上でいたす光景はなかなか見ないと思うので
描いてみました↓
入ったリプが秀逸。
「シャツで拭いて持って帰って洗う、かな。」
オジよ、なんでそこでいたす?
自分で手洗いせよ。
ベトナム生活なかなかデンジャラス。。。
英語やりたくない万年イヤイヤ期のくろまめがみつけた英語クラス
オンライン化になったら画面のおばちゃんたちが面白い↓
コストが安くて、通うのが楽で、
しかも日本人が来そうもない、ゆるふわな英語クラス♡を探して三千里。
探し当てたレディスクラスに通ってみることにした。
【英語ゼロ!episode2】くろまめのゆるふわ英語レッスン初日 なぜか歌を歌う。
レッスンを申し込んだ事務局からのメールには「新年が明けたら連絡するね」って書かれてた。
しかし、年が明けても連絡がない。
さらに10日経っても音沙汰なし。
シンガポールの学校は1月2日からすでに始まってる。
新年明けってのは、いったいいつなの?おかしいなぁ。
もう一度問い合わせてみようかな。
(でも…コイツやる気満々だな!って思われても困る。)
1月も20日を過ぎても連絡がないから
「おーい!どうなってるの?」とメールを送ってみた。
事務局から届いた返事
「てへ!!!忘れてた!」
「は?」
「明日はちょうど金曜日だし、来たらええがな」
「へ?」
なんやねん、そのゆるさ!ww
しかし、ゆるふわを選んだのはまさに自分。
連絡もゆるふわだったとは。
レッスン初日、すこしばかりのピリピリ感を隠しつつ参加する。
初日、友人のエリちゃんとくろまめは教会の近くのMRT駅で待ち合わせた。
「なんかさぁ、もしも合わなかったらやめようね…」
行く前から辞める気満々か。
エレベーターのロックを解除してもらって教会のオフィスに行った。
必要書類にプロフィールを記入してたら英語レベルを聞かれた。
もちろんビギナークラスを希望した。それ以外に選びようがない。
初級クラス担当のジャネット先生(中華系シンガポール人)を紹介された。
案内されて教室に行くと生徒が2名だけいた。
桂花(クイファ)姐 (中華系シンガポール人)香港生まれの70歳
寛花(サイファ)姐 (中華系マレーシアン)70歳
先生に促され、恥ずかしそうに名前を言ったふたり。
5人も入ればいっぱいになるような小さな教室。
壁際に積み上げてある椅子を4人で運んで小さなテーブルにセットする。
考えてみればこの時にこの姐(ジエ)ふたりと出会わなければ、どうなったんだろうか。
根性なしのくろまめが5年も続けていられた気がしない。
さっそく授業がスタート 4人から始まったレディスクラス
女性だけ参加可能な金曜2時間クラス。
行く前はこれしか情報がなかった。
クラスは3つあるようだった、おそらく。
ビギナーと初中級と上級かもしれない。(他のクラスには参加したことがない)
ビギナー以上も生徒が少なくて、時々マンツーマンになったりしているのが窓越しに見えた。
(一対一って…キッツー!)
自由参加制だから生徒が来なくてお休みになった担当の先生は雑用をしたり、お茶を飲んだりしてくつろいだり姿も見えた。
(やっぱりゆるい!)
ビギナークラスの担当は小学校の英語教師を定年まで勤めあげたというジャネット先生。
クラスでは4人の生徒たちを全力で誘導して、やっと会話がぽつぽつ出るようなレッスンだった。
それぞれがまだ打ち解けていない外国人同士。
ぎこちない雰囲気が漂う。
先生は「話さないと意味がない」「英語以外は禁止」と言った。
こうしてたどたどしく進むクラスにも時折新人が入ってくる。
新人の中国人生徒は指されなくてもどんどん発言する。
主張が強めで頑張る生徒もレッスンは続かなかった。
ポツポツと誰かしら新人生徒が来ては、知らないうちにすぐに辞めていった。
大抵は帯同してきたひとか母子で滞在しているスチューデントビザの保護者だった。
あっという間に来なくなる生徒が多くて名前を覚えるひまもない。
レディスクラスの時間割
金曜レディスクラス2時間。
2時間と案内されていた英語レッスンはなぜか1時間で終わった。
レッスンが始まって1時間が過ぎたころ、先生が「はーい今日はここでFinishね」と言った。
トイレ休憩かと思ったら、自分の荷物を持って教室を出なさいと言う。
ペンやノートをかばんにしまう。
教室の電気は消され、生徒は各教室を出て、促されるままぞろぞろと廊下を歩く。
何処に連れていかれるの?こわい。
生徒大移動ホールに集まって歌詞ファイルを渡される。
大き目の教室くらいのホールに入る。
弧を描いて並べられたパイプ椅子にそれぞれ座る。
ほかのクラスの生徒も来て同じように座る。
先生方も集まる。
そして生徒たちにそれぞれにファイルが渡された。
今度は全クラスが集まって英語を勉強するんだな?
ファイルの中身を見たら英語で書かれた文章に数字がふってある。
ん?なんだこれ?
もしかして…
歌詞?
(うっそ!歌??)
隣のエリちゃんと顔を見合わせる。
「さぁこれから歌を歌います♪」
曲の番号を告げられたあとに先生たちの誘導で讃美歌らしきものを歌う。
マジか。
団体行動の苦手なくろまめが大勢にまじって歌う。
しかもホールにピアノがあるのに、伴奏なしでアカペラで歌う。
なんだこれ。合唱か。笑
英語2時間ってウソか?
まさか歌をうたうとは!
HPにも書いてないよ~。
くろまめが無垢だった幼稚園児のころに教会で歌っていたなじみのある讃美歌もあった。
それ以外は聞いたこともない歌だった。
慣れてしまったのか、そのうちに15分間の合唱の苦痛は消えた。
のど元過ぎれば熱さ忘れた。
歌の疲れはコーヒーブレークで癒します。
知らない歌を全力で(?)歌ったあとは15分間のコーヒーブレーク。
残り1時間ぜんぶを全力で歌いきるのかと震えたけど違ってた。
全員がエレベーター前の休憩コーナーへぞろぞろと移動する。
先生が差し入れてくれたカレーパフや茹で卵入り大包(茹で卵が本当にまるごと入った巨大な肉まん)を食べるようにおススメされる。
初体験のものだったが無下に断ることもできず受け取ってしまった。
しかも大包はしっかり五香粉の匂いがしてる…。
日によってパサパサしたシフォンケーキや見たこともないフルーツや、誰かの帰省土産だったりした。
それでもマレーシアのピーナツバターがサンドされたゴーフルや、ヴァイオレットウオンの高級シナモンクッキーの時は嬉々としていただいた。
教会が提供してくれる飲み物を各自が作って啜る。
15分の間は食べたり、おしゃべりしたり、トイレに行ったり。
日本から買ってきた「白い恋人」は毎回好評で、あっという間に消えた。
白い恋人を「子どものためにひとつちょうだい」と言いつつ、ポケットにたくさん入れて持ち帰る中国人もいた。
このコーヒーブレークタイムにシンガポールのいろいろなおやつの味を知った。
レディスクラス参加者の国籍
シンガポールは他民族国家で親和性の高い国のひとが多く住んでいる。
中華系に次いで人口比率の高いマレーシア人はほとんどがイスラム教徒なので、キリスト教教会に来ることはない。
もともとが中国本土からやって来て、言葉に不自由している信者(または信者予備軍)のために教会が始めた語学ボランティアなので、国籍も圧倒的に中国人が多い。
残りは英語教育が始まる以前の年代の中華系シンガポール人だった。
香港人や中華系インドネシア人、台湾人もいたが全員が中国語スピーカー。
日本人はわたしたち2人だけだった。
聖書の時間とシェアリングタイム?
コーヒーブレーク15分が終わったら最後の30分。
またもぞろぞろとホールに戻って席につくと、ホワイトボードが用意されている。
そこには聖書の一節が書き出されていた。
先生のひとりが前に立って聖書の解説をする。
それをほかの先生が中国語でフォローする。
最後の30分は聖書を勉強する時間だった。。。
そして時間が終わりころになると誰かが前に出て「シェアリング」を行う。
シェアリングがなんのことか分からなかったが、前に出てきたひとは「聖書の教えに導いてもらったから、こんな幸せなことがあった」「こんなことがあったけど聖書に救われた」みたいな内容を話した。
ただの世間話のときもあったし、新入生徒の自己紹介だったりすることもあった。
くろまめが英語クラスにだいぶなじんだ頃に頼まれて日本での台風体験を話したことがある。
その時は話している最中から質問攻めにあって、最後は「くろまめ可哀想に」って泣いちゃう生徒がいたりして、ほんとうに驚いた。
くろまめは無信仰だったので歌よりもむしろ聖書の時間が少々苦痛だった。
そうか、そうなのか、そうなんだ。
教会で、しかも無料で英語を習うってことはこういうことか、なるほど。
強制はないけどボランティアで英語を教えるのも布教活動の一環なのだ。
納得だった。
そしてやがて肝心の英語ではなく、中国語が上達していった。
周りが全員中国語スピーカーなんだからそうなるよね…
しーゆ!(来週またお会いしましょう)
くろまめ
英語を勉強すると必ず眠くなるのよ。
ポチっとね。
脳が拒否してるとしか思えないの。
ポッチリね。