ベトナムのマンション家賃を半分にしよう。ぼっち家探しで女神に出会ってしまった。(1)

ベトナム生活


しんちゃお。
食べることだけに全集中。
おなかぽっこり…人生最大体重をマークしたくろまめです。

恥ずかしいぜ…

 

 

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ベトナムのマンション家賃を半分にしよう。ボッチ家探し(1)

過日、11月もそろそろ1週間を過ぎようかという日、スマホのチャットアプリであるWhat’sAppに赤い通知バッジが付いた。

はて?

めったに使わないこのWhat’sAppアプリ。

シンガポールのおばちゃん英語クラスグループのほかは
オットとエージェント(デビッド)とくろまめの3人がグループで繋がっているアプリ。


はて???
シンガポールのおばちゃんから中国語での激しい励ましと書いて激励でも届いたのか?と開けてみたらば、

え???


なんですと???

 

二度見三度見

 

びっくりたまげたぁあああ!!!

 

マンションの賃貸契約が今月末で切れると知った日

メッセージはデビッド(ベトナム人)からで

「おーい、オット&くろまみー、今の部屋の契約期限は今月末までだけど、どうすんの?」っていう、なんともはやマイペースでありながら中身が驚愕なお知らせ。

こ、今月末でんの???
契約期限を失念していたなんて!

忘れてた!油断してた!

シンガポールだと遅くても2か月前にはエージェントからせっつくお知らせが来る。
2年契約だから、なんなら半年くらい前から家賃の値下げ、または値上げ交渉が始まっちゃったりする。

あああああ、完全に油断してた。
これっぽっちもアタマになかった。生きていくだけで精一杯。
読んですっかり血の気が引いた。
(これは…た、大変だ)

 

 

ベトナムに残るのか残らないのか問題。

賃貸契約が切れると分かれば考えるのは帰国問題。

逡巡する日々。

オットの会社は外国人全員を無給休暇にした。
泣く泣く自国に帰るしかなかった社員たち。
会えば1日中質問ばかりしていたうざフィリップだって、ロシア人の恋人を置いて南米に帰って行った。
会社は「社員をそのうち呼び戻すね」っていうお知らせのあと、うんともすんとも言ってこない。
12月で切れてしまうくろまめのビザすらも社員本人が不在だからという理由で更新しないと言う。

そのうえ、家の契約期限が来るとな…。

まるで兵糧攻めか、ゆるめのじわじわ拷問。
渡越してからまもなく1年、ぼっち生活9か月を迎えるこのタイミング。

帰りたいけど帰れない。
どうすりゃいいんだこの問題。

しかしぼっち生活しながらも常に心の片隅には家賃、
ぼっちなのに3LDKの家賃

国際引越し手続きはできるだろうか。
保証金は戻るのだろうか。

それよりもまずは日本とベトナムの間に定期便が飛ぶようになるのはいったいいつなのか。

考え始めたら頭がハゲそうだ。

 

現実的にいま自分にできることは

こんな状況下でも自分にできることがあるとすれば

1.家賃半額程度の部屋を自力で見つける

2.最低コストのローカル業者を使ってぼっち引越しをする

これじゃないだろうか。

ベトナム語しか話さないローカル引越し屋さんを頼めば、距離が5km以内だと梱包と開梱付きで13,000円だと言う。
梱包と開梱がセットになってる時点でやや恐怖を感じるし、段ボールも事前に届きはしないとも聞いた。(当日届くとか…)
しかしもはや、そんなことは構ってる場合でもない。


言葉の問題は大きい。

聞けば英語はちっとも話さないらしい。
まじか…指示はどうやって出すんだいww

ベトナム語しか話さない引越し業者とベトナム語がまったく分からないくろまめ。

共通言語ゼロとな?

でも、いざとなったらそれでもやってやろうじゃないか。
T本さんの引越しをした勇気を半分ほどふり絞ればできるんじゃない?

T本さんの引越しを奥さんもう1回読んでみる???

僕の代わりにホーチミンの部屋の引越しをして欲しい。その1
僕の代わりにホーチミンの部屋の引越しをして欲しいんです。 しんちゃお。 とうとうグアバがまずい季節になってしまったベ...

 

コロナ禍の後、外国人が動かなくなったことでホーチミン市内の賃貸価格も軒並み下がってるらしい。もしかしたら今が最大級のチャンスなのかも知れない。
提示している家賃を少し値引いてくれたり、通常1年契約を半年契約にしてくれるところは探せばあるとも聞いた。
2か月分の保証金も1か月にしてくれるところはないだろうか?


最近引越しをしたマツ氏はいともサラッとこう言った。
「地元の不動産店に飛び込めばいいじゃない?」
「安くするにはその方法が一番よ!」と。


広いL字型ベランダを持つ眺望の素晴らしい2LDKを1LDK並みの家賃にしてもらったと動画を見せつけられて自慢された。(羨ましい)

いやいやマツ氏は英語もベトナム語も堪能だからそんなことをサラッと言うけどもさ。
ベトナム語がゼロで英語力が0.5くらいのおいらがそんなことが出来る気がしないよ?

しかしマツ氏は言う。
「なんとかなるでしょ!ここはベトナムだもの、それでいいのよ?」

なんもよくないし、それでもよくないし。
マツ氏=完全ベトナム人と化す。

しかし人間とは影響されやすい動物。
出来る出来ると繰り返されれば、なんとなく出来そうな気もしてくる。
やって駄目ならあきらめればよいのだ。
やってみなければわからないYO。知らんけど。

 

勇気を振り絞って地元不動産屋に連絡する。

まず手始めにGoogleマップにhousingと入力して検索した。
Googleじゃなく、Googleマップにww
そうしたらなんと目星をつけていた地域にひとつだけローカルの不動産屋を見つけた。


その名称をネット検索してFacebookのHPを見つけた。


サイトからメッセンジャーにリンクしていたので「この地域で物件を探してます」とメッセージを送ってみた。
HPには10分以内に返信します♪と書いてあったけど、返事はなかなか来なかった。
じりじりしながら待って「これもベトナム時間なのか?」とあきらめかけた1時間後くらいに返信があった。

こちらのFacebookのプロフィールを確認したのだろう
「こちらトニー!日本語が出来るコンサルタントがいるよ!」というありがたい返事だった。
Grab Bikeのドライバーに日本語で「ありがとう」って言われることがある。
ベトナム人は名前を見て日本人だと判断するひとも多いらしい。

名前がトニー???なに人?
シンガポールではむっちゃ見た目と違いすぎるセカンドネームをつけてる人が多くて、慣れてはいたけど、ベトナム人男性がデビッドとかトニーとか名乗るのはまだまだなじめない。笑

おいらも、くろまみーじゃなく、名前をパトリシアとかジェニファーとかレイチェルとかハイカラな名前に変えてみようかと思ったりする。(めんどくせ)

「え?日本語が出来るってか?ローカルの不動産屋に?」
日本語でやり取りって希望♡

相手の日本語のレベル如何では細かい意志疎通が未知だけど、とにかく有難い申し出だった。
先ほどまでの「言葉ができなくてもやってやる!」意気込みはどこかへ消えて

すぐさま「ありがてえ…(泣)」ってなっていた。

 

予算と希望エリアと部屋の大きさの3点を知らせておいた。

その日の夕方に日本語ができるという女性コンサルタントがLINEで連絡をくれた。
名前はチャンさん。
漢字混じりの日本語で連絡へのお礼と希望の階数や希望のビューの質問とともに
「すぐ何件か探しますね」
と書いてあった。

正確な漢字を使っての返信、すごい。。。

契約切れまでの日にちが残り少ない中、胸をなでおろした。
日本語ができるって素晴らしい。
(おまえもベトナム語勉強しろよ)

 

翌日、早速物件写真が送られてきた。

翌日、チャンさんから物件4つの写真が送られてきた。
写真を見た限りでは特に問題がはありそうな物件はなく、4件のうちの3件は内見してみたいと思った。

日本で言うとそれぞれが別々の家主さんの分譲リースということになる。

家賃はそれぞれ今の正規家賃の半額以下でVAT(付加価値税10%)と管理費を入れても月々の負担は今住んでる部屋のちょうど半分になる。

コロナ禍の影響で1部屋減らすだけで家賃がこんなに安くなるとは…大家さんも大変なんだな。
オットの通勤時間は10分ほど伸びてしまうが我慢してもらうほかない。

チャンさんがそれぞれのオーナーに約束を取り付けてくれて、翌々日に待ち合わせて一緒に見に行くことになった。

 

現地集合でマンションの内見(内覧)スタート。

内見当日の夕方、くろまめはGrab bikeに乗って現地のマンションに向かった。
いつも通りにホテルの使い捨てスリッパを持参した。

チャンさんは昼間は別の仕事をしていて、内見できるのは仕事が終わる夕方からだと言ったけど、もちろん異論はない。

明るい時間帯に部屋を見るのもいいけれど、住人が帰宅する時間帯のほうが騒音やエレベーターの混み具合もわかる。
通勤時間帯に道路からの騒音がどの程度かも知ることができる。
むしろリアルな住環境を下見できるのは好都合だと思った。

シンガポールでインド系の隣人が毎食事時間に炒めるスパイス臭に悩んでる人がいた。
例えばそれが中華料理であっても和食であったとしても、その匂いが嫌いな人にとっては苦痛だということはわかる。

実際くろまめがいま住んでいる部屋も上下階が一日中焚き続ける線香の煙に悩まされている。
喘息もちにとってはなかなか辛いけど信仰心や文化は否定できないから、それが苦痛な人は自分自身で避けるしかない。

 

チャンさんと初対面の儀式をする。

マンションのロビーに約束の5分前に着いて待っていると日本風のワンピースを着たチャンさんが現れた。
一見してベトナム人に見えない。

ベトナムでは韓国ファッションが人気で、女性はたいてい身体にフィットしている服装をしている。ゆるやかスタイルのワンピースを着ているひとは日本人以外では珍しい。

ストレートロングヘアの綺麗な女性だった。

2人ともどちらからともなく挨拶をし合って、早速物件巡りがスタートした。

 

物件を次々にじろじろ見る、見る、見る。

あらかじめチェックポイント表を手帳に書き写していった。
ベトナムは家具付き物件が基本で、自分が賃貸物件を見るときのチェックポイントは15項目。

チェックポイントは多いのか少ないのかは分からない。

たくさんマンション物件を見ると、後になって何が何だかわからなくなることがある。
できるだけ書きとめておこうと思っていた。

 

1番最初に見たのは40階の北西向き

1件目は事前に送られてきた写真の北西向きの部屋だった。
オーナーが来てカギを開けてくれた。
玄関ドアの前でスリッパを出したら「靴のまま入ってくれ」と言った。

いわるる土足仕様の部屋だった。

この部屋は借りられない…。
それでもいきなり帰るのは失礼すぎるので、案内されるまま部屋を見せてもらった。


玄関正面のリビングの窓からはサイゴン川が見えた。
幹線道路の反対側にあたるので騒音の問題もなく、キッチンにはベトナムでは珍しい食洗器がついていた。
ダイニングテーブルには写真には写っていなかった食器やワイングラスを4人分置いて、モデルルームのようにセッティングしてあった。
オーナーも気合が入っている様子で欲しいものがあれば設置してあげるとも言ってくれた。
間取りは希望どおりだったが家具は古く、傷んでいた。
特にソファの座面には座りたくない。
部屋は古くないのに家具が目立って古かった。

部屋をあとにしてエレベーターに乗った時にチャンさんが「どうでしたか?」と聞いた。
「土足とソファが…」と言ったら「私もそう思いました。部屋の間取りや眺望は言う事がないけど、何しろ家具が古いですね。」と言った。


「何しろ」とか、日本語が堪能すぎるよチャンさん。

 

2件目は16階の公園向き

2件目の部屋は家具の問題もなく、見た物件の中で一番広く感じる間取りだった。
リビングから見える平日夕方の公園には親子連れがにぎやかに遊んでいた。

幹線道路に面していないから車やバイクの騒音はない代わりに、休日はかなりにぎやかだろう。
キッチンに電子レンジはなく、オーナーは追加で設置はするつもりがないので自分で購入するようにとのことだった。
エアコンが古く屋外の洗濯機スペースには乾燥機を置く余裕も、天井からの吊り下げ物干しも無かった。洗濯と調理が面倒そう…。

洗濯物を大気汚染のひどい屋外に干すつもりはないけど、乾燥機が置けないのは困る。

そしてこの部屋も土足仕様だった。

3件目は30階 写真で一番気に入っていた部屋

3件目も写真で見た部屋だった。
オーナーのおじいさんがソファに座ってサッカーを見ていた。

写真で見た時は第一候補の部屋だったけど、実際は違っていた。
写真では照明器具に凝っている素敵な部屋の印象だったけど、入ってみたら違和感を感じた。
いろいろな場所の引き出しがズレていた。なぜなんだろう。

そして土足ではないのに下駄箱の無い部屋だった。
寝室に入った時の体臭がやけに気になった。
寝室の古い収納棚にはなぜかひとつも棚板がない。
ベッドも清潔とは言い難い。

台所もすべての扉がきちんと閉まらない。
開け閉めしたチャンさんが首を傾げていた。

全体的に汚れていた。

写真は間取りの参考程度でしかないと思った。

4件目は27階 内装と家具が新品

4件目の部屋は不動産屋さんの女性従業員が来て鍵を開けてくれた。

ドアを開けてすぐ左の下駄箱収納も大きく、その奥のキッチンも清潔で広かった。
冷蔵庫も新しく大きい。

リビングはサイゴン川向きで風通しがよかった。

どの部もエアコンがついていなくて暑いから、窓を開けてくれる。
ベランダの窓を開けると涼しい風が吹いてくる。

ここはフロアの一番奥に位置している一番静かな部屋だった。
ベトナムでは静かな部屋を探すのはとても難しい。

 

 

対面キッチンのせいかダイニングテーブルの小ささが気になった。

部屋は土足でもなく、床がぴかぴかでベッドのマットレスは新品だった。
カーテンもレースと遮光の両方が全室についていた。

物干しスペースは無かったけど洗濯機スペースに余裕があったから、乾燥機を持ち込むことができそうだ。

収納部分もクロゼットも大きくてカビなども生えていない。

バスルームに収納がまったく無かったけど、綺麗だった。

 


しかし家賃は他の物件より少し割高だった。

 

4件で内見が終わるものと思っていたら、チャンさんが「あと2件見ましょう」と言ってくれた。
有難く見せてもらうことにした。

 

5件目は借主がまだ住んでいる部屋 Uターンして帰りたい

5件目のことは思い出したくない。

部屋に入るとまず強いキムチ臭がした。
玄関ドアすぐ左にあるキッチンスペースはびっくりするほど汚い。
炊飯器の蓋が開いたままで、なぜかご飯粒が散乱していた。
床には謎の汚いタオルが何枚も敷き詰められている。

裸足にパンプスを履いていたチャンさんもいかにも靴を脱ぎたくなさそうだった。

借主はゲームの真っ最中だったようで、大画面テレビには一時停止されたレーシングゲームが映っていた。
まだ住んでいる人のいる部屋はじろじろ見るのは気が引ける。

ちらっと見えたソファに上には食器やスナックの袋があり、2件目同様に床には虫が這っていた。

高層階であってもご飯粒やスナックをまき散らしていればベトナムで虫が来ないわけがない。
英語で「どうぞ奥まで見ていいよ」と言ってくれたが、寝室もバスルームも見る気がなくなり途中で戻った。
「カムサハムニダー」と礼を言って部屋を出た。
テレビの熱気がこもっていて汗が噴き出していた。


エレベーターに乗ったらチャンさんも「この部屋なないですね」と言った。
くろまめも無言でうなずいて笑った。

 

 

6件目はヨーロッパ調の重厚な部屋

最後のこの1件には不動産屋から男性が来て合流した。男性はチャンさんの家族のようだった。
やや幹線道路向きだったが、間取りも問題なく、土足でもなく、清潔な部屋だった。

床にたくさんの種類の絨毯が敷かれていて、重厚な家具が所せましと置かれていた。
そのため部屋の空気がやけに重かった。

どうしてこんなに家具が多いのだろう?そう思ったらチャンさんも同じ質問をしていた。
ルンバが走るスペースが全然ないではない家具屋なみに多い家具。笑

重みを感じるのは家具だけではない。その部屋には天井照明がひとつも無かった。
間接照明だけなのでどの部屋も暗く、キッチンも「闇鍋でも作りますか?」ってくらい暗い。

これは…昼間でもPC入力に支障が出そう。

リビングのブラインドが2枚とも壊れていて、チャンさんと不動産屋男子が2人で時間をかけて奮闘したけど直ることはなかった。

外はすっかり日が暮れてリビングの窓から見えたホーチミンの夜景が綺麗だった。

 

 

絞りに絞った候補の部屋は

結局、6件を内見して借りたいと思える候補は1件だけだった。

最初にベトナムで物件を探したときに21件見て、候補が2件だったのだから、確率的には良い方だと思う。

「そのほかに候補はありませんか?」と聞かれたが、正直に「ごめんなさい、他にはないです」と答えた。

借主が西洋人の場合は土足仕様になっている部屋が結構多い。
土足の部屋は多分、どんなに家賃を値下げしてもらったとしても借りられない。
ベトナムはなんといっても歩道が汚いし、虫は這いまわりネズミもしょっちゅう飛び出して来る。

土足で歩いていた床を這いつくばって掃除をする気にはどうしてもなれない。

特に喘息にはリスクが大きい。

 

チャンさんに値段交渉を依頼する。

最後に「どうしましょうか」という話になった時、彼女にとっては厳しい条件しか出せなかった。
チャンさんに「借りたいと思う部屋は残念ながら1件だけ」とはっきりと伝え、家賃が予算より高いから値下げ交渉をお願いできないかと尋ねた。

彼女は「もちろん、頑張れますよ」と快く引き受けてくれた。

契約や届けが自分名義でしかできないこともあらかじめ伝えておいた。
親身に応えてくれて「こんな状況ですから理解できます」「大丈夫ですお任せください」
「くろまめさん、ほかのことだっていつでも相談に乗りますから、遠慮なくなんでも言ってください」と言ってくれた。

チャンさんの言葉に元気をもらった。

 

チャンさんの素顔

彼女は日本語がとても流暢で、やり取りに困るような事が全くなかった。
会話をしていて彼女は頭が良く、信用できる人だとはっきり分かった。

見て回ってる間の会話で我が家の状況も理解してもらった。
日本人かと思うほど会話は自然だった。

そして物腰は日本人そのものだった。

前を人が通ろうとするとすっと止まって前をあける。
日本人としては何でもない動作でも、多くのベトナム人はこれができないからエレベーター待ちでも降りる人より先に乗ってしまう。人と人、カートとカートがしょっちゅうぶつかり、人と人の距離も近い。

聞けばチャンさんは日本に留学して、今も職場では日本人顧客の担当をしていると言う。
毎日日本語を話して毎日勉強しているそうだ。

しかし会社はコロナの影響を受け、勤務日数と勤務時間を減らされたうえ、給料が以前の半分になったという。「だからね、くろまめさんの気持ちが私にはよくわかります…」

チャンさんは「いまはお互いに大変でも辛抱するしかないから助け合いましょうね」と言ってくれた。

時間をかけて物件を見せてもらったことにお礼を言うと、わざわざ車を呼べるところまで送ってくれた。

 

行ってよかった物件探し

この物件探しでチャンさんに出会えたことはとても幸運だった。

突然連絡した地元の不動産屋から彼女のような人を紹介されるとは思ってもなかった。
顧客になる可能性があるとはいえ、全部に真摯に対応してくれた。

「ローカルの引越し業者を使うなら通訳もしますよ」と言ってくれた。
言葉数は決して多くはないが思いやりのある女性だった。

翌日オーナーに連絡して家賃と契約期間と保証金について交渉してくれると言う。

チャンさんと別れての帰り道はほのぼのと温かい気持ちで車に揺られた。

半年後に退去すると仮定すれば、保証金は返金されない。
それに引越し費用をかかることを考えても、
1年前より家賃は確実に下がっていて月の負担が半分になるならば、やはり引越した方が良いのだ。

見て来てよかった。

チャンさんに現状を話したことで不安がすこし消えていた。
自分のやる気が出てきたように感じた。

とにかくチャンさんの返事を待ってみることにしよう。

あの部屋を出て、新しい環境に移るのもきっと悪くない。

 

 

くろまめ

 

 

内見もちろんビーサンで行ったわよ!
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チャンさんいい人で良かったね、くろまめ条件厳しすぎ!
↓ポッチリね。



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