【ぼっち社会隔離】はじめてのZalo 食料難民はネット中毒。

ベトナム生活

しんちゃお。
ベトナム中部へ近づく台風13号の影響で風が吹き荒れるホーチミンシティからくろまめです。※室温はやや下がって29.8℃

 

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【ぼっち社会隔離】はじめてのZalo 食料難民はネット中毒。

さて長引く社会隔離下のホーチミンシティ。相変わらず食料確保はそれなりに苦労が多い。事前情報どおり、それぞれの棟で注文可能な店舗がキッチリ分けられ、支払いはキャッシュレス限定。
我が家近くに住む友人の友人という方が連絡をくれ「もしよければ振込みを代行してあげるよ」というありがたい申し出をしてくれた。

もちろん食材が欲しい気持ちはあるにはある。青菜もパンも欲しいし調味料も欲しい。フルーツだってお菓子だって手に入るなら少しくらい欲しい。
まことにありがたい申し出ながら「はいお願いします」と言えない。
相手は日本人といえども直接会ったことがない。何より借りたお金をすぐに返すことができない。建物を出られる日がいつになるかも今はわからないし、返しに行ける日まで居心地悪く過ごすことになるだろう。

ベトナム在住が長い友人(別の区在住)が我が家近くに住むその方を紹介してくれた。
「現金でもOKな店があるらしいよ」とこまめに近隣情報を送ってきてくれる。

友人は「とにかく今なうZaloをダウンロードせよ!」と言う。
もちろんZaloは知っている。ベトナム人に会えばかならず「Zalo持ってる?」と聞かれるし、ベトナム人ならば老いも若きも全員が使ってるのではなかろうかというほどポピュラーなアプリだ。(使ってみればLINEよりはるかに多機能)

近隣の店舗や注文さえも、Zaloのグループチャットで頻繁に情報交換されてるという。
「パンが無いなら麺を食べればいいじゃないの!」並みに「アプリが無いならダウンロードすればいいじゃないの!」と言うわけ。
ベトナムでZaloを持たなければ丸腰?さもなくば情弱とな?
オンライン注文をしたこともなければ、Grab Foodさえ未だ使えていないその友人に言われるとは思わなんだ。くろまめも落ちたな。しかしそこはパイセンからの意見として受け入れよう。

ちょうどそんなタイミングで玄関ドアにごそごそと何かの紙が挟みこまれた。
隙間テープをドアにぐるりと、それこそ隙間なく貼りめぐらしているので挟みこめなかったらしいww
見ると外国人専用の緊急連絡先が書いてあり、下半分がZaloのQRコード。
アプリをダウンロードしてアカウント登録をし、コードを読み取ってみたら
「Expats Group」なるものが出てきた。見るとメッセージはすべて英語で交わされている。



こんな便利グループがあったの?知らなかった!
ボランティアさんが外国人居住者向けにグループを作ってくれたらしい。

グループチャットの中には居住者が利用可能なお店と曜日の情報、そのほかにボランティアさんがつないだ野菜直売注文専用のスプレッドシートが埋め込まれていた。

これで注文すると告知された日に野菜がアパートに届き、ボランティアさんが個別に仕分けして部屋の前まで届けてくれるらしい。そしてレシートの金額を後日銀行振込する。結局ハードルは銀行振込かよ。

 

生存本能発動:食料を手に入れるためにネッ中になる。

そこからは毎日とにかく忙しくなった。
生産的活動もしてないのに、隙あらばなにか買えやしないかと毎日ネッ中。

ZaloのExpats Groupのチャットをチェック(英語)して、個別にお店の情報(ベトナム語)もチェックする。翻訳アプリ3つを言語別にフル活用する。
次にfacebookで住民専用ページをチェックして、新しい情報が出ていないか見る。(日本語)
そしてTwitterでホーチミン市内全体の状況をみる。外はいまどんな状態なのか、他の区や近隣のアパートはどうしてるのか、すべての情報がスマホ頼り。

毎日飽きもせずZalo→facebook→Twitter→Zalo→facebook→Twitterの地獄の無限ループ。

お店もその日に入荷した商品の写真をZaloに投稿してる。ええなぁ、青菜があるよ?
10グループほどをぐるぐるとチェックして1日が終わる。
いわば1日中Zaloを見ている状態で1時間見てないと通知バッジが50以上になることもある。


普段からベトナム人が会話中も常にスマホを手離さず、1日中Zaloを見ている謎ががようやく解けた。

 

「Expats Group」3つに分かれる。

そしてメインである「Expats Group」も情報量が多すぎたのか、途中から

1.告知・情報交換→「Expats Group」

2.生鮮購入「Expats- glossary shopping」

3.ワクチン接種「Expats Vaccination」

と3つに分割された。
また地獄が増えたよ…。

それでも情報チェックは止めるわけにいかない、強迫観念。
「さてシャワーを浴びよう、いやちょっと待て、その前に明日の情報チェックをしてておくか。」
裸のままあっという間に1時間以上。

ひとの生存本能とは恐ろしい。
依存症とはまさにこういう状態???必死になるにもほどがある。

 

自分よりひどい人がいる!ご飯にソースとな?

スイカは毎日食べ、すでに食べきった。
アボカドはやっと熟したと思って切ったら真ん中がヤられていた。
残る生鮮品はわずかなトマト。

ひもじいとも違う、なんだろこの焦り。

ところが「Expats Group」に上には上がいた。

・ATMに行けないので現金すらありません。
・食べ物を買う方法がわかりません。
・ずっとごはんにソースをかけて食べています。
・ベビーのミルクと食べ物と水をどうにかしてください。

まじか!ご飯にソースはかなり厳しめだ。
くろまめより悲惨なひとがいたよ。

これを見て我に返った。
もう食べ物のことばかり考えるのは止そう。麺を茹でる水さえなかったことを思い出せよ自分。。。あるだけのものでしのいでいればいつか終わるんだ。

幸いにも脂肪は身体にたっぷりとついている。
それにしてもベビー大丈夫かな。

チャットの中で喧嘩を始めるひと、テレビを売り出す人、ピザを売り出してがっつりマージン取る人なども現れた。
追い詰められていく人間模様が凄すぎる…。

 

唯一の心配はまたも水…

ひと箱運んでもらったあの水も〝厳格な社会的隔離〟が延長されるならば絶対に足りない…。

 

【ぼっち生活】厳格な都市封鎖のホーチミンシティ くろまめ出かけずして水を手に入れる。
8月23日(月)から始まったホーチミンシティの〝厳格な都市封鎖〟。水も食糧も補充できず不安なまま迎えた。そんな時、ベトナム人女子タオの裏技手配で水が届く。パンが無いなら麺を食べればいいじゃない?これで乾麺も食べられるよ!人生で最も水のありがたみを知った日。

 

敷地内に入って来られないのだから、さすがにもう別の区から配達してくれるひともいないだろう。

しかしここで思わぬことを知る。
近隣のアパートは敷地内にデリバリーも入って来られるし、なんなら自分の棟の下のコンビニにまでは行けるらしいと。

ふぁっ???どゆこと???


同じ区内でも敷地内すべてを封鎖しているのはこのアパートだけだらしい。
え~それ初めて知った!
そりゃアパート鎖国してたら安全だろうけどもさ、外国人の餓死と引きかえだよ?
その夜から敷地内に食材デリバリーが入って来られるように嘆願の電子署名活動がfacebook上で始まった。
早よう敷地内配達カモーン!!!なんだよ、うちだけかよ!こんな厳しめな鎖国してるの。

今までの心配返してくれよ!赤子の健康はどう考えるわけ?くろまめはやけくそで

その夜
「ごはんにトマトをかけて食べています!」と投稿した。

 

 

へんがっぷらい♪(また会いましょう)
くろまめ

 

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