僕の代わりにホーチミンの部屋の引越しをして欲しい。その5 最終話

ベトナム生活

しんちゃお。
ベトナムからお尻が床ずれで痛いくろまめです。立ったままの入力は難しい…。

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僕の代わりにホーチミンの部屋の引越しをして欲しい。その5 最終話

1度会ったきりのオットの同僚に頼まれてホーチミンで本人不在の引越しをすることになったくろまめ。
ミッションはふたつ。

部屋から荷物を運び出す。

駐輪場からバイクを移動させる。

両方の移動先はもちろんくろまめんち。

ミッション初日、部屋の荷物をおおむね片づけ終えてバイクに乗り地下駐輪場を出ようとしたら、無情にも出口ゲートを開けてもらえず。
さらに受付嬢に懇願してもOKと言ってもらえず、交渉に交渉を重ねること1時間半。

前回の記事はコチラ↓

 

僕の代わりにホーチミンの部屋の引越しをして欲しい。その4
しんちゃお。 今日は珍しく雨のないベトナムからくろまめです。 僕の代わりにホーチミンの部屋の引越しをして欲しい。...

 

 

交渉継続を断念する。

いくら部屋を綺麗にして荷物を外に出したところで駐輪場にバイクを置いたままではT本さんが部屋を解約することはできない。
部屋を解約できないのなら、くろまめが来た意味は無い。
しかしオーナーとの板挟みになっている受付嬢をこれ以上困らせていても解決はしない。

午前中に予定していた移動時間は大幅に遅れ、すでに17時になろうとしている。
そして、とうとうくろまめは撤退することを決めた。

押しても駄目ならひいてみな。

 

受付嬢に言った。

「どうしても駄目という事を理解したので降参する。」

「……。」
眉毛がハの字になる受付嬢。
その表情を見て思った。

(オーナーが彼女を止めているね?)

彼女にそう尋ねてみたかったけどやめておいた。

予定変更の提案をする。

「残念だけど、よくわかった。」
「最後にひとつ、わたしから提案していい?」


「ええ、いいわよ。」

「プランを変更しようと思うの。」
「計画では今日はバイクを、明日は荷物を運び出す予定だったの。
でも、今日は荷物を運ぶ。そしてバイクは明日移動する。どう?このプラン?」

「ええ、プラン変更はOKよ。」

良かった。
彼女からなんでもいいから「OK」という言葉を取り付けた。

「ありがとう。じゃ私はこれから部屋に戻って荷物を運ぶことにするね。」

「ところで、
明日はバイクを必ず移動できるように取り計らってもらえるかな。
あなたの気持ちが私と同じならとても嬉しい。」

受付嬢はその時、苦笑いしながら小さい声で「OK」と言った。

やった!!!
「OK」2回もらいました。

パスポートとベトナムの運転免許証を返してもらう。
サインした書類はなぜか返してくれなかった。

そうか、オーナーは「今日は帰ってもらえ」と言ったわけね。

気持ちを切り替え、部屋に戻って運び出す荷物をまとめる。

それからは部屋に戻って荷物を持ち帰れるようにまとめた。
部屋がさらに暗くなっていたのでバスルームは明日片づけよう。

自分のヘルメットやパーカーは電気が止まったままのアツアツの部屋に置いていく。
運び出す荷物はスーツケースやエコバッグや紙袋などで合計8個になっていた。

まとめた荷物を運び出す。

キャスター付きのスーツケースは背中合わせにくっつけて、荷物8個を足をもつれさせてエレベーターに運び込んだ。
ロビーにおりてスマホでGrab Taxiを呼ぶ。

出るときは受付嬢に
「今日は本当にありがとう。明日また会いましょう。」と言った。

受付嬢は少しはにかんだようにうなずいていた。

警備員のおじさんがGrab Taxiのトランクを開けて荷物を入れてくれた。

今日のところはこれでいい。
彼女のことをほとほと疲れさせてしまった。
車に揺られながら申し訳なく思った。

くろまめも疲れた。
おなかも空いたし喉も乾いた。
どこかカフェにでも寄って休みたい気持ちはあったけど、家までの配車だし大量の荷物を抱えていてはどうにもならない。

そうだ、T本さんにも連絡しないと。
やきもきしているかも知れない。

まず帰路についたことをメッセージで報告する。

「いま家に戻る途中です。荷物は結構な量になりました。」

「お疲れさまでした。本当にすいませんでした。」

「先にカードキーを書留で送ってもらえば良かったですね。」
「うーん…。でも、どうして出してくれないんだろう。すんなり出せると思ったんですけどね。」

「わたしはすんなりいくとは思っていませんでしたよ。」
「え?そうですか?おかしいなぁ。。。」

いや、おかしいのはT本さんの感覚の方だよ。

家に到着、荷物を運びこむ。

家に着くころには日が暮れていた。
玄関前に着いたらドライバーさんが荷物をおろすのを手伝ってくれた。
段差で8個の荷物を運べなくて困っていたら通りかかった同じアパートの外国人が一緒にロビーに運んでくれた。
アパートの受付嬢は荷物の量に目をまるくしていた。

1度に全部は運べないので受付に半分を預かってもらって2回に分けて部屋に運んだ。
人の出入りの多い時間帯だった。1度に運ぶとエレベーターを占領してしまう。
部屋に着いてスーツケースのキャスター部分を除菌ティッシュで丁寧に拭いてから、オットの部屋に運び入れた。

とにかく少し座ろう。

思えば今日は長い長い1日だった。
ベトナムに来てから一番長い日だった。
拘束10時間、実働8時間。
おなかは空いていたけど食事を作る気もしなかったし、スーパーに行く気も起こらなかった。
スーパーに行っても日本のように美味しいお弁当が売ってるわけでもない。
もう一歩も外に出たくない。

お湯を沸かして温かいお茶をがぶ飲みした。

T本さんから電話がかかってきた。

少し話して電話を切った。
気持ちがなんとなく落ち込んだ。
疲れているのかもしれない。

受付嬢にお礼がしたい。

結局、夕食を食べることもなく、シャワーを浴びた。
シャワーをしているときも、髪を乾かしてるときも、迷惑をかけ続けた受付嬢の顔が頭に浮かんだ。
なにか彼女にお礼ができないだろうか。
でも高価なものや現金は粋じゃない。

ベッドの下の引き出しを探ってみた。
髪が長かったころに買ったけど使っていなかったセレクトショップのへアクセサリーや東急ハンズで買った小物があった。

彼女のロングヘアに似合いそうなターバンやヘアクリップ、シールや付箋をPP袋に詰めてプレゼント用にラッピングした。
カードには感謝のメッセージを書いた。

たどたどしいけど、手書きのベトナム語も添えた。


ただそれだけをして他のことは何もせずにベッドに入った。

いまは何も考えたくない。

彼女が喜んでくれる顔を思い浮かべよう。
いつの間にかぐっすり眠っていた。

 

早朝に目覚めるも習慣で二度寝してしまう。

朝方に1度目が覚めた。
喉が乾いていたので作っておいたイオン飲料を出して飲む。
外は朝日が昇り始めていた。

冷房をつけた。
決戦に備えてもう1度寝ておいた方がいいかな、と思った。
いやここは早起きして運をつかんでおこうか?

いつのまにか眠っていて結局いつもと同じ時間に起きた。
二度寝は至福だけど、この日は起きるのがやけに辛かった。

翌朝、再びT本さんのマンションへ向かう。

また昨日と同じ時間にGrab Taxiを呼んでT本さんのマンションに向かう。

相変わらず道路は渋滞していて今日もホーチミンは活気であふれている。

今日はバイクは出せるだろうか。
しかし行く前からあれこれ考えても仕方がない。

昨日1日の顛末を聞いたらオットはなんと言うだろうか。
早朝から深夜まで働くオットには顛末を話して聞かせてあげられない。
それがなんとなく残念だった。


玄関前に到着して昨日の玄関おじさんに挨拶する。

「しんちゃお。」
「しんちゃお。もーにん!」
顔を覚えられたようでにっこり笑いかけてきた。
ロビーの重いドアも後ろから押してくれる。

 

受付嬢に朝の挨拶をしてお礼を渡す。

受付嬢はロビーに入ってくるくろまめをじっと見つめていた。
「しんちゃお。」
「しんちゃお。」
「昨日はいろいろありがとう。」

「これ日本のものなんだけど、もし良かった使ってくれる?」

「え?ほんとに?これ日本製なの?素敵ね、ありがとう。」

「どういたしまして。じゃ私、部屋に行くね。しーゆー。」
「しーゆー。」

良かった。

彼女は喜んでくれた。
マスクをしてたけど笑顔になってた。

朝の笑顔は気持ちいいね。

部屋の片づけに集中する。

さあ、まずは部屋の掃除を頑張ろう。

キッチンのシンク下を片づけ忘れていた。
開けたら大きな焼酎のペットボトルが出てきた。

バスルームのシャンプーなどを一旦キッチンに運ぶ。
掃除用のスポンジや洗剤類は捨てる。
トイレ周りの掃除用品も処分する。
洗面所の高い棚には手が届かなかったのでデスク用の椅子を運んで化粧品やデンタルケア用品や掃除用品の在庫を全部キッチンに並べる。

T本さんに映像を見せながら指示を受けて処分するものと持ち帰るものに分ける。
T本さんは肌が弱いらしく、くろまめも使っていないような女性用の洗顔料やジェルなどのほか、女性用のヘアケア製品などもあった。

未使用のものは家に運ぶとして手がついてるものは自由にして良いということだった。
日本製の化粧品やヘアケア商品は汎用品であってもベトナムでは取り扱いが少なく、しかも高価。
念のため、彼女に使うかどうか聞いてみようか。
もし聞いてみて使いかけでも嫌でなかったら使ってもらおうと思った。

片づけて簡単に掃除をしたら洗濯機まわりのものや、洗剤、掃除用品や使用していたスリッパ、サンダル、紙袋など、またゴミは7袋くらいになった。

ゴミ置き場と部屋を往復する。
部屋は暑かったが共用部分の廊下は冷房が効いて涼しかった。

なんやかやと動いて2時間くらい経ったころ、くろまめはトイレに行きたくなった。
相変わらず水は出ない。
どうしようか、うーむ。

この日は大きな焼酎のボトルの中身を使うことにした。
水道が出ないのだから仕方ない。
中身は4ℓくらいあったと思う。
焼酎をトイレに入れることに罪悪感を感じたけど、使ってそのまま残して行くわけにもいかない。
トイレのタンクに悪影響かどうかも分からないけど緊急事態なの、許して。
(焼酎でトイレを流す女って公安に捕まるとか?)

タンクのふたを開けて注ぐとき、アルコールの匂いが充満した。
うっ!キッつい!

昨日の残った水で手を洗う。
手を洗うのにも結構な量の水を使うね。これも発見だ。

トイレのことはT本さんには報告しないでおいた。

 

部屋の最終チェックをする。

使いかけのシャンプー、ボディソープはありがたくいただくことにした。
持ち帰るものをリュックに入れて、入らなかったものは持参した小さめのエコバッグに入れた。
部屋をあとにする前に棚や引き出しをもう一度全部開けて、残しているものはないか最終チェックをした。

ポストの鍵は机の上に置いた。

しかしカードキーは持っていないと出られない。


洗顔料とヘアケア製品2種類を手に持ったままドアを閉めた。

受付嬢、予想以上に喜ぶ。

受付嬢に
「これ、日本のものなんだけど、もしあなたが嫌でなければ使わない?洗顔料とヘアケア製品なの。」

「あーこれ知ってる!ビ〇レとリー〇よね?使いたいわ、わたし欲しい。」
「そう良かったわ、ぜひ使って。」
「ありがとう。」

むしろ朝に渡したお礼の品より彼女は喜んでるように見えた。(苦笑)

「わたしこれからバイク出すね。いったんバイクを出してから部屋にカードキーを置きに行こうと思うの。」
「OK!」

彼女はいま確かに「OK!」と返事をしたよ?

 

いよいよバイクを出庫する。

地下二階の駐輪場におりて、バイクのメットインスペースにエコバッグを収納した。
走るための身支度をする。
マスクの上に布マスクをつけてパーカーのフードをかぶり、その上にヘルメットをかぶる。
排気ガス除けなので暑いけどホーチミンでは仕方ない。
日本の100均で買っていたツブツブ付きの手袋をはめ、バイクのエンジンをかける。

地下二階をぐるーっとまわってスロープを上がり、出口のゲートに向かう。
ゲートの透明ボックスの中にいたのは昨日と同じ女性警備員だった。

カードをタッチするように機械を指さす。
(カードに情報入ってないがな…)

ドキドキしながらスペアカードキーをタッチする。

無反応。

そりゃそうだ。笑

なぜかあっさりゲートを開けてもらえる。

おばさんはくすっと笑いながら操作ボタンを押してゲートを開けてくれた。

???

え?いいの?
こんなにもあっさり?
これでいいの?

こんなもん?

昨日のアレはいったい何だった?
もしかして彼女に渡した感謝のプレゼントはワイロかな?

どっちでもいいや、もう。
なんかおなかから笑いがこみあげてきた。

スロープの上を見たら外の日差しが目を射ってきた。

バイク出せた。

バイク出せた?

バイク出せたの?

きゃは!

 

部屋のカードキー戻しに行く。受付嬢とのお別れ。

カードキーを部屋に戻すために一旦敷地の外に出てから、またエントランスに戻る。
バイクを玄関前に停めようとしたら、警備員に「駐輪場に停めて来て。」と言われた。

駐輪場って言われたとき、「え?また?」ってドキッとしたけど、違った。
警備員が指さした場所は配送用トラック搬入場と屋外の一時駐輪場だった。

マンション敷地内と周辺は駐車も駐輪もできない。
くろまめの住んでいるところも乗車降車の一旦停止しか認められない。

くろまめがバイクを停めに行くとフードデリバリーのバイクが次から次とやってきて、住人と受け渡しをしていた。
そうか、もうお昼なんだ。

バイクのエンジンを止めて部屋に鍵を戻しに行く。

机に置いたスペアカードキーとポストの鍵の写真を撮って念のためT本さんに送信する。

最後にもう一度だけバスルームも点検し、振り返って部屋を見まわしてから部屋を出る。

エレベーターでロビーに降りる。
受付嬢が気づいて近寄ってくる。
「ありがとう、あなたのおかげで今日はバイクを出すことができたよ。」

受付嬢はにこにこと笑っていた。
さよならをしてバイクに戻る。

ありがたい。。。涙ちょちょぎれる。

 

地図アプリで帰り道を確認するもあきらめる。

停めたバイクにまたがったまま、もう一度アプリで帰り道を確かめる。
この敷地の外に出たら大通りに出る。
しばらく行ったら左折、またしばらく行ったら右折、その先にまた左折か。

右折と左折なら直進できんのかいな。

ホーチミンの道路は信号が少ないのにいきなり一方通行になったり、高架やロータリーもある。

そのうえ車専用車線があったり側道があったりとけっこう複雑だ。
しかも地図は全部ベトナム語表示なのでどこで曲がるのか、目印がさっぱりわからない。
もういいや。

バイクにはポケットもなくスマホをさっと取り出せるスペースもない。
バイクのひったくりも多いからいちいち出して確認もしたくない。

行き当たりばったりで進んでいくしかないなぁ。
信号の少ない右側通行のホーチミンでは左折にさぞかし苦労するんだろうなぁ。

あの入り乱れた様子、気が重い。

とにかくぶっつけ本番だ。

くろまめ5年ぶりにバイクを運転する、しかもホーチミンで。

5年ぶりの運転で気は引き締まる。
道路の凸凹が多くてハンドルを取られる。
タイヤの空気が抜け気味だ。

交差点では直進と左折が入り乱れている。
この状態でどうやって左折しろっていうんじゃ。

勇気がなければずっと直進するしかないよね?ww

ベトナムのバイク乗りってのは基本「絶対に止まらない」っていう固い意志で運転してる。
大きい道路に出るときも絶対に左右確認しない。こっちでは“ノールック”って言うらしい。

最初は飛び出してくるバイクにいちいちびっくりしてたけど、いったん端に寄ってから中央に入ってくるからスルーして大丈夫。
合流でいちいち止まってると後ろから次々来るバイクに追突されるから。
これがベトナムローカルルール。

路線バスは車体の大きいのをいいことに爆音クラクションで威嚇してきたりする。

ボッボッボッ~機関車のような音を出して走りながら、

はぁ、人生はいつでもアドベンチャーだぜぃ。(ワイルド余裕)

信号のないところでの左折は前のバイクを盾にして進んだ。
渋滞しているところは周りのバイクの動きに合わせてジリジリ進んだ。

信号の無いロータリーでは頭がこんがらがったけど、遠くから見える自分の家の建物を目印に進んでいた。

30分もかからずあっさり家にたどり着く。

なんのことはない。
初めての道路で道に迷うこともなく30分もしないうちにあっさり家に着いた。

本日、何もかもがあっさり目?

駐輪場に入れるときは右折しての急こう配で、でこぼこスロープがちょっと危なかったけど無事にゲートも通過して駐輪場に入れることができた。


ふはー。

 

家に到着して拍子抜け、脱力する。

汗で張り付いて脱げなくなったパーカーを引きはがすように脱いで部屋に上がり、休む間もなくT本さんにメッセージを送る。
「家に着きました。」

昨日と今日の衣類を洗濯機に放り込みシャワーを浴びる。
もしかしたらこれでミッションはやり遂げられたんだろうか?
帰り道はなんとなく走って迷いもせず家に着いちゃった。
なんか拍子抜けしちゃってる


問題は謎にバイクのハンドルロックがかからないくらい。
昨日に比べて今日はスムーズに行き過ぎて任務が完了した実感がない。
これは喜ぶ状況?
まさか、あとから出てくるトラップとかない??

ひとの代わりにホーチミンで引越しをした感想。

T本さんの引越しは断り切れずに受けたものだったけど、今回くろまめは感じたことがあったよ。

海外で代理でなにかをする場合、人に依頼するときはリスクヘッジを取る。
そのためには

時間をかけてでも一番安全な方法を選ぶ。


今回の場合、コロナ禍で航空貨物便の遅れていることや紛失などの心配があったにせよ、マスターカードキーは事前に書留でくろまめの方に送ってもらうべきだった。

引越しの日時は指定されてなくて急ぎでもなかったのだから、それを条件に引き受けることは振り返ってみれば可能なことだった。

 

今回の引越しでくろまめが学んだこと。

部屋はいつでも綺麗に整頓しておくこと。

これほんとに切実に思った。
まずT本さんの部屋はびっくりするほど綺麗だった。
いくら一人暮らしのワンルームとは言え、あれほど片付いていて不用品のない部屋もない。

ミニマリストにまで極端にはできないけど、部屋の撤退を誰かにお願いできるレベルにまではしておくことはこの先大事だなと持った。
くろまめだって若くない。いつ病気になるか分からない。
何か不測の事態が起こった時、この部屋の状態では家族ですら大変だ。
もっと悲惨なのは日本の自宅。。。帰国したら不用品を処分して綺麗にしよう!

そうだ、終活準備だ!

 

その他の発見

くろまめは多分一生経験することの無いようなことをベトナムで経験したと思う。

  • 自分は意外に粘り強い交渉をする。(営業職時代はあっさり目)
  • 日本製のシャンプーとボディソープを受け継いだ。(貴重)
  • ホーチミンでバイクを運転する度胸がついた。(!)
  • 自分の英語力が全く日常会話レベルに達していないことを再確認した。(わかってはいた)
  • 5年ぶりにバイクの運転ができた。(笑)
  • 運転しようと思えばバイクがいつでも駐輪場にある。(駐輪代は継続的に払わねばならない)

 

こんなことをまとめてる時点でつくづく思うのは、
人はのど元過ぎれば熱さ忘れる。
ってこと。

人は忘れる動物。
何もかも覚えていたなら恥ずかしくて生きていけない。

あんなにも大変だと思っていたことがやり遂げられて、不覚にも達成感を感じてしまった。

なんの張り合いも目新しさもない外に出ない生活。
メリハリもなく起きては寝るだけのこの生活。
自覚はなかったけど、くろまめはホーチミンで退屈してた。

 

さて今回の最終話いかがだったでしょうか。
長い長い引越し物語にお付き合いありがとう。

文字数は全5話で3万8千文字にもなりました。(ケツ痛い)
この先こんな長いネタはもう出てきません。笑

くろまめは誰もいないホーチミンで今日もしぶとく生きてます。
ごきげんよう。

 

くろまめ

 

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