ホーチミン全域でPCR検査(プール方式)なうなくろまめです。

ベトナム生活

ホーチミンシティの社会隔離の再延長で脳みそロックダウンも継続中のくろまめです。こんばんは。
「なう」とかイマドキ使うひといるのね、と哀しみを誘ったでしょう。

今日はアパート全員の検査がありましてね。
インターフォンが壊れて修理を頼みに行ったら、今もまだやってた!今もう21時よ、長っ!
青い防護服を着た新米受付女子が「あ‘‘あ‘‘あ‘‘~マム、今日長いよ~暑いよ、疲れたよ助けてよ~」と訴えてた。でしょうね。汗をかかないベトナム女子が汗かいてるし、全身を覆う防護服がいかにも暑そう。

おとといの昼間に玄関ドアをごそごそする人がいて、そっと開けてみたらばドアの指紋認証カバーに謎の小さい紙切れがくしゃくしゃに挟まってたの。
はずして見たら原紙から何回コピーしたんだよっ!てくらいにかすれた表と、つぶれて読み取れない文字。
なんだこれ?

翻訳アプリをあてたらかすかに反応したのは名前と住所と年齢?ID番号か?あとは全然読み取れやしない。
玄関ドアにはさめていくなんて急ぎのものには違いない。なるほど…もしやアレか。
今までこんな方法でお知らせが来たことはなかったし、電気代の請求書だって、いまや玄関ドアどころかポストにすら入りやしない。(コンビニに顧客番号を書いた紙を持参して手入力してもらう…だから蓋を開けてみないことには電気代が1,500円なのか9,000円なのか分からないというナニコレ珍不安…幅がありすぎよ…)

なんの紙やねんと念のため受付に聞きに行った。
すると受付には外国人ファミリーが押し寄せてて大混乱。そりゃ聞くよね外国人!だってベトナム語読めないもん。かすれててベトナム人ですら読めないよ。
受付がこんなに混乱するくらいだったら、英語の添え書きもしといたれ。
聞けば「それは検査だよ。明日やるから。フロアごとにね。館内放送聞いておいて。」ってすげない。
いや~無理やん。週に1回以上ある非常ベル点検の館内放送ですら、廊下の天井からもごもご言ってて全然聞き取れないもん。もごもごの後に甲高いキーンとした非常ベルが鳴るから(ああ、いつものアレね)とわかるようなもの。
ところが本日、館内放送なんてなかった。一切なかった。何やねん。いつもどおりステイホームしてたよ。館内放送ってのもウソかいな?
しかし、隔離になった棟では検査を受けてない部屋がもれなくロックオンされて、スポット的に強制停電になったらしいしww、そんなことになったらたまらんな!と、しぶしぶ様子を見に行った。

え?
検査はもう始まってるし長蛇の列だし…お~い、結局案内しないんかーい!
並びましたよ。だって、くろまめのフロアの時間帯過ぎてたもん。
慌てて並んだけど小1時間待った。検査会場となってるグランドフロアのラウンジ。
ドア前に進むと、おひとりさまが優先的に呼ばれた。
部屋に入ったのは10人。記入済みの紙切れを白の防護服に渡して2メートルおきに置かれてある指定された椅子にひとりずつ離れて座る。そのあと名前を確認された。

なんでここだけ椅子が2mおきにソーシャルディスタンス?
並んでるときはぎうぎうだったじゃん。密なんてもんじゃない。行列の後ろの人もぴったりくっついてくるし、前に逃げようもない。ロビーにびっしり立って待つから、検査前に感染するんじゃないかと思ったよ。

部屋に戻るときにエレベーターホールを見たら朝には無かったフロア別の検査時間帯を知らせるベトナム語の張り紙があった。(館内放送…)

さて名前を確認されたら合図があって更に前方にずいずいと進みます。
前方には10人分のスツールが2つずつ5列に並んでる。
いったん全員が座った後に2人ずつ前に進み出る。
進み出た先の方には会議用の長机とその後ろに色の違う防護服を着た偉い人風がひとり。
机の手前に2つのスツールと2人の若い検査官。
住民が2人、前に進み出ると、なぜか向こう向きではなく、反対方向を向かされる。
そう、検査を受ける人は、待ってる人向きに座らせられる。
(え??いや、なんで?)

マスクから鼻だけ出すように言われて、検査官が長い綿棒を鼻に入れる。
奥さんわかった?くろまめの説明でわかった?


おぞましい…。

綿棒がとか、検査がとかではない。

おぞましい…。
だって

鼻の穴が丸見えじゃん!!!

なぜ待っている人たちにそれを見せなきゃいけないの?見せる必要ないじゃん!
公開処刑検査じゃん!!!

ナニコレ…いやぁあ!!!

向こう向きにさせてよ…。
え、知ってる人がいないだけマシ?
そっか。。。そうだな、誰もいやせん。

くろまめの順番がきた。
となりのおじさんと目を合わせ、まるで結婚式の宣誓をするときのように手足同時に前に進み出る。
一定距離を進んだあとにクルっと後ろ向きにさせられる。
ナニコレ…。

座らされてマスクをずり下げ…、鼻の穴…。

辱めを受けた。
ほんと嫌だった。チッ!!!

え?検査はどうだったかって?

安心してください。
綿棒をゆっくりそろりそろりと鼻の穴に入れて、ねちねちとソフトに回すので、鼻の穴を見られる時間が長いだけです!
ズボっと入れられて痛かった、涙出たって男性もいたけど、極端に痛みに弱いか、または検査する人がS気質だったのでは。

それよりもびっくりしたのは、検査直前に名前を再確認するわけでも、名簿をチェックするわけでもなく、名前を呼ばれたのは会場に入ったときのみ。
検体が入れ替わったりしないの?という不安で、終わった後も机をガン見してたら、なんと!綿棒は10本くらい同じ試験管🧪に入れてた!!!ナニコレ…。

大丈夫です!安心してください。
これはプール方式という大規模検査の方法らしく、陽性が出たらそのグループを再検査して陽性者を確定するんだと。

いや待て!
ベトナム方式で言えば、その10人に入ってた時点でラウンジでの接触者として、隔離決定じゃん!しかもF0(感染者)のF1(接触者)として施設行き…?

1棟2,000人以上規模のアパートで、もしも誰かひとりでも陽性者が出た時点でアパートは3週間封鎖される。どっちもどっちか。
選ぶことはできまい…。

検査に痛みはなかったのでひと安心。
でも長い待ち時間のあいだ開けっ放しのエントランスからは外気が入ってきて暑く、喉が乾いた半面、トイレにも行きたかった。これからのひとは検査前にトイレに行っておきましょう。そして念のため水も持参しましょう。
あと、終わった後に部屋に戻ってからはくしゃみが止まらないハクション大魔王。

それにしてもこの大規模検査の前には大型バスが次々と到着して大勢の看護師さんたちが集結した。皆バッゲージタグのついたスーツケースや大きい荷物を持ち、ぞろぞろと列になって歩いていた。
さぁ!ホーチ民を全員検査するぞ!すぐ地方から人数かき集めるぞ!
いきなり当日午後からロックダウンとか、今まで何度もあったけど、今回は特にこれだけの人数をすぐに集められるベトナムの起動力のすごさに恐れ入ったのであった。

しかし検査で陰性だとして、翌日に感染してしまえば元の木阿弥。
検査もして、ワクチン接種もできるならなお良いけども。
まだなかなかワクチンが集まらず企業寄付を募っている現状。
領事館からは一時帰国での接種が8月から始まります!と案内があったけど、タクシーも動いていないロックダウン下ではそれも難しい。考えれば考えるだけ堂々巡りになる。いや、今それを考えるのはやめとこう。

さてと、人懐こい新人受付女子になにか差し入れでもしてきましょうか。
いまさっき館内放送で「受けてない奴、はよ来いや~(たぶん)」って叫んでたし。
まだニキビの残る幼い顔で「マム~あたい疲れた~もう無理ゲー(泣)」ってなってるはず。

☟コチラは郵便出してみたらどこにも届かなかった話よ。

 

ホーチミンシティで市内あての郵便を1通出した。
行方不明になった郵便物を探して三千里。差し出して2週間以上経っても届かない、戻らない郵便物を探してVietnam Postへ行ったり中央郵便局に入ったり、結局は別の場所にあると言う。聞き取りにくい英語で「トマロッ」と言われベトナム語で住所を書いた紙の端切れを渡された。本当に見つかるのだろうか。

 

へんがっぷらい!(また会いましょう)
くろまめ

 

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