ぼっちホーチミン探検 サイゴン動植物園は喧噪から離れてリフレッシュできるオアシス空間だ 

ベトナム生活

しんちゃお。
テト休みが一段落、活動開始のベトナムからくろまめです。

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ぼっちホーチミン探検 サイゴン動植物園は喧噪から離れてリフレッシュできるオアシス空間だ

『サイゴン動物園がコロナの影響で入場者が激減、従業員は給料を返上して継続』

こんな見出しのニュースを去年の夏ごろに見た。

ホーチミン市にあるサイゴン動植物園がコロナの影響で入場者が激減して売上が半減、赤字で120種1500頭の飼育維持が難しくなってきているとの記事だった。

ロックダウンしてたんだから動物を見に行くどころではなかったよね。
日本だって自粛で上野動物園もお休み中だわ。

後日のニュースで、270人いる従業員が給与の3割削減に同意して寄付も募り、サイゴン動植物園は営業を継続する意向と。
動物たちの餌や飼料もいろいろと見直しして経費節減に努めてるんだって。。

給与3割カット…身につまされる。
時々Grab Bikeでこの動植物園の前は通るけど園内に入ったことはない。

遊ぶ場所や公園、ショッピングモールも少ないホーチミン市だから、そのうち行ってみよう。

そしてテト(ベトナムの旧正月)で引きこもり、なまりになまった身体…
「どれどれ歩き尽くしてやろうじゃないか」と意気込みを引っさげてGrab Bikeで行ってみた。

ホーチミン市内1区にあるサイゴン動植物園。
そんなに歩く気満々ならば、家から歩いて行けよ?

いやいや~そこまでの根性はなかろうもん。笑

 

アジア最古のサイゴン動植物園は上野動物園より古い

フランス統治時代の1864年に建てられた植物園からはじまったこのサイゴン動植物園。
もとは植物園で途中から動物が加わったらしい。

今年は設立155年周年にあたる。

 


まだテト飾りが残っていて入口も綺麗。

平日の空いてる園内でも目立つのはやはり子ども連れファミリー。

 

売店のおばちゃんは爆睡中でひっくり返りそうだけど大丈夫かな…

入場料は今年になってから値上げをしたとかで、それでも大人1名が6万VND(280円)

チケットの写真は後で撮ろうと思ってたら、QRコードをかざして入場したあとに係員が唐突に破ってそのまま捨てられる…なにそれ予想外ww

 

 

こじんまりしてるけど充実の植物園

入場ゲートを入って右方向へ進んでしばらく歩いたところで園内マップをもらい忘れたことに気づく。

園内案内図を見てみると…。

 

だいぶくたびれているし、全部ベトナム語だしww

それでも動物の絵も地図もなんか独特の味があっていい。

 

こんな涼しい空間もある。
上を見上げると「ん?」これは…

もしや“ガック“ではないか?
珍しいスーパーフルーツよ!

リコピンがトマトの70倍以上
βカロテンが人参の10倍以上
ビタミンCがオレンジの40倍以上
倍数言われてもイメージつかないけど
必須脂肪酸、オメガ3、オメガ6、オメガ9、高濃度ビタミンEも豊富に含んでるらしい。

希少なガックフルーツをこんなところで、実がなっている状態で見るとは…

ただ…中身の見た目が閲覧注意並みに相当すごいらしい。

興味のあるかたは【ガック フルーツ】でググってみて。

 


園内にはこんな案内板も

 

味のある案内板地図を過ぎると左手にこじんまりした植物園が現れる。

中に入ってみると洋ランや季節の花が綺麗にお手入れされていて

むせかえるような南国の花の匂い。

オンシジウムも満開で♡

サボテン園の方には大き目の機材を携えた撮影隊が来てた。
大きなサボテンの前でレフ版を使った撮影をしていたよ。

 

そして出口周辺には八重のコスモスの花が満開。

日本の秋を思い出しちゃう。

 

 

動物園の必見はコビトカバとホワイトタイガー

さて動物も見ましょう。

コビトカバは見られず残念。
もしかしたら最後の場所を端折ってしまったのかも。

オランウータンは1頭だけぽつんと座っててなんだか寂しそう。

全体的に飼育舎のガラスがたいぶ老朽化していて透明度が低く、動物をみつけるのが結構難しい。

 

距離が近いからなかなかの迫力だよ。

ホワイトタイガーはちょうど行ったときに2頭のうち1頭がヘソ天でお昼寝中



野生を忘れてしまったホワイトタイガー。
友人ん家の猫ちゃんを思い出す。

でも途中で起き上がってうろうろと活動し始めた。

 

ここは予想以上に動物との距離が近い。

熊は夢中で人参を食べてて、こちらを見向きもしなかった。
顔はクマ牧場の熊たちより断然可愛い。

 

ゾウさんもキリンも柵が低い。

 

鹿のコーナーは園舎の上に人間の歩ける橋がかかっていて、上から眺められるように。



 

ワニはピクリとも動かないので生きているのかすら判断つかず。

 

この子は餌をくれる人が来たと勘違いしたのか

めっちゃに匂いをかがれて

くんくんくん! 近っ!


子どもの遊技場も

懐かしい昭和のニオイがぷんぷんするww

 

園内食堂、売店はほとんど閉店していた。
インド象のコーナー前に食堂兼売店が1店舗だけ営業中。

 

歩き疲れて水を買い、アイスクリームを食べてしばし休憩。

ちょうどお昼時で周りから美味しそうな匂い。

匂いにつられて、つい豚肉コムタム(35,000VND=165円)を注文。



でも、この豚肉は噛み切れないほど硬くてカチカチ。
これはいつからこの状態???

お腹を壊すのは嫌なので途中で断念。

 

柵前にあると思っていた餌やりのためのサトウキビ販売は見当たらず。
営業している売店はおもちゃ販売のみ。

園内で買ってもらったらしくおもちゃを手にして走り回る子どもたち。
やっぱり懐かしき昭和の日本みたい。

 

 

むしろ大人向けの動植物園なのでは

営業してないプールや閉まってる食堂、剥げてしまっている建物の塗装。
園内はさすがに老朽化が目立つ。

それでもきちんと手入れされた花々があちらこちらに咲いていて

 (大事にされとるわ)

スイカとバインチュンのテト飾りもしっかり◎

 

ベトナムのテトについてはコチラ↓

ベトナムの旧正月 テト 2021年 ベトナム人はいつ、どんなふうにお祝いするの
旧暦でお正月を祝うテトが今年もやってきました。ベトナム人のとって1年で1番大事な行事。例年は民族大移動帰省するテトも今年は新型コロナの影響で帰省制限中。どうな風にお祝いして日本のお正月をなにが違うのか。

 

 

一眼レフを構えてバードウオッチング談義しながらくつろいでるおじさん連合もいたり

園内には260種、1800本の木々。
日本の植物園のように丁寧な区分けはなくて
植物園そのものも広くないけど、園内は草のアーチや高い木が生い茂っていて、緑でいっぱい。

この日も外気温は30℃以上だったけど、木陰も多いからそれほど暑さを感じない。

 

渋滞、大気汚染が深刻なホーチミンの街中にあるとは思えない。

 

 

深呼吸できる場所はほんとに貴重なリフレッシュ空間。

緑に囲まれた木陰が気持ちよくて、広い池や噴水もあって、市内の喧噪とは離れて散歩するのにうってつけ。

予想以上に広くて2~3時間ではとても回り切れない。
むしろ、そういう意味ではのんびりしたい大人にぴったりの場所なのかも。

昼寝中で見られなかった動物もいることだし、リピート確実。
気分転換したいときにまた行きたい

 

※動物を見たい場合は午前中早めの時間に行くのがおすすめのようです☆

 

 

ごきげんよう。

くろまめ

 

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【サイゴン動植物園(Thảo Cầm Viên Sài Gòn)】

住所:2 Nguyễn Bỉnh Khiêm, Bến Nghé, Quận 1, Thành phố
Hồ Chí Minh Vietnam
営業時間:7:00~18:30

 

 

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