水の配達 陽に焼けたおじさんの笑顔に癒される

ベトナム生活

 

しんちゃお。 

今日も快晴じりじり紫外線指数が極限のベトナムだよ。

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水の配達 陽に焼けたおじさんの笑顔に癒される

ベトナムでは水はどうなってるの?日本の友人によく尋ねられる。
水道水が飲用できたシンガポールでも料理飲み物用は1.5ℓ12本入りケースをRedmartで配達してもらっていた。

ベトナムでは水の大きいボトルを配達してもらっている。
そして配達のおじさんのことを勝手に「水のおじさん」と呼んでいる。

 

おじさんにSMSを送る

我が家の水のボトルの3本のうち、2本が空になって残り1本になったら水を注文するタイミングだ。

翌朝起きたときにSMSをおじさんに送る。

 

Hi!
Please deliver 2 bottles.
Kuromame.

 

3行だけだけど、いいのこれで。

最初は住所とかも入れて、もっと丁寧にしてたけど、どんどん情報量減らしていって今はコレ。
来月はもう名前だけでも2本持ってきてくれると思う。

そしておじさんは英語が読めないから数字の「2」の部分しかたぶん読んでない。

おじさんはいつも長袖、長ズボンだし
19リットルボトルの水を山のようにバイクに積んで市内の大気汚染地獄の灼熱地獄を配達してまわってる。
スマホだって運転しながらチェックする。(見てないけど間違いない)

ショートメッセージなのに長文だなんて、頭クラクラのとんでもない迷惑でしかなくない?

 

 

ベトナムは水道水が飲用に適さない

ベトナムに住み始めたころ、水はスーパーでミネラルウォーターの1番大きい6リットルボトルを買っていた。

スーパーから近いとはいえ、6リットルの水を買うと、腕は2本しかないし、必要なものを買い込むのが難しい。
始終熱いお茶を好むくろまめにとって電気ポットにそそぐときもボトルを持ち上げるのがけっこう重くて面倒だった。

賃貸の部屋の中に大きなウォーターサーバーは置きたくないし、シャワーに浄水フィルターはつけたけどキッチンに高価な浄水器を取り付ける予定もない。

料理と飲料水に使うのがひとり分ひと月に5~60ℓ。
月に10本買うことになるし、持ち上げること日に15回…。

二の腕は必要以上にたくましいけど、ほかに何か方法はないだろうか。

 

バイクに大きなボトルを積んだおじさんをナンパする

ある日バイクに蛇口付きの大きなボトルを山のように積んで運んでる人を見た。


「ん?」

 

なにもかもをバイクで運んじゃうベトナム人。
蛇口付きの大きなボトル良いなぁ。

ああいうのをうちにも配達してもらえるのかな?

聞いてみたいけど誰に聞けばいいのかな。
友だち1人もいないってこうゆうことか、
せつないのぉ。

ある日、偶然アパートの近くに水ボトル山盛りバイクが停められてた。

 

お、これは!?

ちょっと聞いてみようかな。
ジリジリ太陽の下で10分ほど待った。

その間ジロジロとバイクと工夫された荷台を眺め回す。
どうしたら排気量が110CCバイクにこれほどの量を積んで走れるんだろう。

めちゃめちゃ燃費悪そうだし、タイヤもすぐにヘタリそう!
右折の時とかすごく危なさそう!
バイク乗りとしては運転してみたい衝動にもかられる。
じっと堪えて配達の人が戻ってくるのを待った。

そして私は戻ってきたおじさんをナンパした。

おじさんは最初おろおろしていたけど
お店の名前がかかれた名刺の半分くらいの大きさのカードをくれた。

最初の数回は電話をして英語が話せるお姉さんに注文して初回はデポジットを払った。
その後はSMSで配達して欲しい当日に注文するようになった。

ベトナムではミネラルウォーターが安いし、どこでも気軽に買えるけど
注文して運んでもらってもコスパは変わらない。

むしろ少し安くなるし、何より頻繁に買いに行く必要がなく、ゴミも出ないのでとても良い。

配達してくれるおじさんとはお互い共通言語がない。
おじさんはベトナム語しか話せないし、私はベトナム語がわからない。

おじさんは構わずベトナム語を話して、私はうなずきながら英語で返す。

ベトナムあるある〝宇宙人の交信〟


18.5ℓの中身は日本円で270円。
ひとりだと1日27円。
ひと月のコストが800円。
おじさんを待ち伏せしてラッキーだった。

おじさんの返事は「ok(小文字)」で早っ!

文字のスペースちっちゃ!
毎回返事はその2文字だけ。

「明日でもいいよっ」って送ってもすぐに持ってきてくれる。

情報を見ているとお水の配達は遅いところもあるみたいで、日本人でも結構困ってる人も多いみたい。
このおじさんを紹介してあげたいな。

今日は送信してから1時間で来てくれた。


シンガポールでは「オンザウェイだ」って言いながら半日待たされるとかよくあったなぁ。
ベトナム人は真面目なんだなぁ。

おじさんをエントランスへ迎えに行って運んでもらう

おじさんはアパートの下に着いたら電話かインターホンをしてくる。

すぐにエレベーターに乗って迎えに行く。
玄関まで行くと古びた台車にボトルを2本を乗せてエレベーターホールのはじっこで恥ずかしそうな顔をして待っている。

おじさんにSMSを送ったあとは、こちらも一応服に着替えておく。
おじさん以外は誰も来るはずがない家だから1日パジャマののままでもええかとも思うけど。

配達の手間を申し訳なく思って19リットル2本を自分で運んだほうがいいのかなと思ったけど、ボトルは重くて1本すら持ち上げられなかった。

玄関に置いてもらって家の中ではいつもボトルの首だけ持って床を転がしている。

 

ごろんごろん。
ふぅ〜。

男手がない〜ぼっち生活。
そのうち転がしてるうちに蛇口がボコっと取れて大惨事になりそう。
水浸しになったら大変、気をつけよう。

☟コチラはベトナム人あるある面白店員さん

あなたがベトナムに来る前に言っておきたいことがある ベトナム人あるある店員編
ベトナムの店員さんは面白い。店内にお客さんより大勢いる店員さんもよく見る光景。床にぺったり座り込んで品出ししたり陳列棚の陰でゲームをしたり、BGMに合わせて突然歌いだしたり。そんなベトナム人面白ろ店員さんの生態。

 

 

あっという間の癒されタイム

最近マスク無しピーポーも多かったけど、おじさんはちゃんと分厚い布マスクをしてる。
エレベーターでは2人とも無言のまま。
気まずい沈黙だけど、いつも優しいニコニコおじさん。www

でも…いつも思うんだけど… 。

おじさんって呼んじゃってるけど、彼は絶対に絶対にくろまめより若いはず!
それなのにおじさんって呼んじゃったりしてイケナイくろまめ。
ベトナムで唯一の顔見知りなのにね。

マスクしたままの陽に焼けたおじさんの笑顔。
あるとき名前を聞いたら「Lunです」って言ってた。
見送る時に手を振ると恥ずかしそうにちょっとだけ手を振るおじさん。

これが今のところ20日に1度の癒されタイム。
何ヶ月も人に会わないと、こういう気持ちになるんだなぁ。

陽に焼けたおじさんの笑顔にほっこり癒されるぼっち生活。

人の笑顔ってすごいと思う。

しーゆーであ

くろまめ

傷心のくろまめに愛の…ポッチリ。

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