しんちゃお。
夕方から嵐で大荒れベトナムからくろまめです。
今日はパジャマについての考察だよ。
パジャマ好きは国民性か。
ベトナム人はパジャマが大好き。
路地裏でだって、近代的なモールの中でだって昼間からパジャマを着ている人がいる。
アオザイの次にベトナムの代名詞は円錐形の傘、その名もノンラー。
この傘を頭にかぶって天秤棒を担いで歩くおばさん達もよくよく見ればフレンチスリーブの可愛いパジャマを着てるじゃないか。
茶色の小花模様の上下お揃い綿素材。
今どきな“セットアップ”
おばちゃんたちは花柄がお気に入り。
みんな似合ってて微笑ましいけど、なんで?
どうしてこんなにも、みんな外でパジャマを着てるわけ?
パジャマって寝るときに着るものじゃないの?
同じ東南アジアであってもシンガポールでパジャマの人はいなかった。
シンガポールだと男性であっても人の目に触れる場所や家で裸でいれば法律違反。
パジャマで外出したらカメラにバッチリ映って怒られちゃうのかな。
ベトナムにはパジャマ村があった。
そんな疑問を抱いたくろまめは速攻ググります。
驚愕!!!
奥さん驚愕の事実が出てきましたよ!
なんと、ベトナムの田舎の方にはパジャマ以外は着ないという頑固な漁師さん達の村があるってさ。
なんと、ひとりじゃないよ、村単位?ww
そこまでか?パジャマ好きもスケールが違うよね!
掘り起こしたら出てくるよね、これが東南アジア。
その村には生まれた時からパジャマ以外着たことがない人たちがいるんだって。
ほんまか?だとしたら自分が着てるものがパジャマという認識じゃなくない?
もはや服じゃない?
魚の匂いは大丈夫なの?
疑問が次々と浮かんでくる。
いやまさかそのまま寝たりはしないよね?
いやしないでおくれよ、頼むから。
いろんな疑問は出てくるけど、ベトナムの新聞にも掲載されたってことはパジャマは完全なるデフォルトでもないらしい。
それにしても多いよパジャマピーポーが。
目がいつの間にかパジャマに慣れてくる。
最初は「え?外でパジャマ?」っていちいちびっくりしていた。
でもそのうち目は慣れてくるの。
だって人間だもの。
4人も5人も乗ってるバイクに目が慣れてくるのと同じように、外出着としてのパジャマだってこの目に認知されてくる。
ママも赤子もパジャマですやん!
モールのおしゃれショップ巡りをしているヤングレディスがキティちゃんのツルツルのパジャマを着て徒党を組んでいたって、もはや驚きやしない。
へえ、それ可愛いね、パチモンか?(大人としてあるまじき言葉づかい)
ちびっ子がスーパーをパジャマではしゃぎ回ってても、そのドラえもんは顔がキテるよ!
商標なんとかで捕まるし、だめゼッタイ!!って感じ。
北京に住んでいた知人は
「中国もパジャマ党多いよ〜!あちこちパジャマ党だらけよ!バイクはもう電動!」とか、妙なマウント取ってきた。
快適さには共感する。
寝るときに着たパジャマも起きてみて「今日はぜったい外出しないっ!」となれば、どうせ誰もいないんし、訪ねてくるひともいないし、このまま脱がんでもええかぁって思う。
ゆるゆる快適。
くたっとした肌触り。
お洒落じゃなくて精神安定剤的役割が大き目でそこは共感する。
他にも着てる人がいるなら別に外に出ても良くない?
いやそこは全然共感しない。
個人的にはリラックスウェアとかワンマイルウェアとかをオシたいところ。
でもこの熱帯気候でスウェットパンツはいかにも暑苦しい。
パジャマは夏物で乾きも早いし、洗濯機を持っていない人も多いというベトナムでは機能的なんだろう。
これからはパジャマ好きのベトナム女子の事をこっそりパジャマ党と呼んじゃいたい。
デ、ディオールでっか?
☟こちらは大声で歌を歌っちゃうベトナム店員さんあるある
飛行機にも乗っちゃうパジャマ党。
コロナ禍の前、ホーチミン空港に行った。
その日の早朝便は混んでいて長い行列が出来ていた。
待っている間は人間観察してた。
すごい勢いで発展しているベトナムですら平均月収は3万円以下だし、海外旅行をするとなるとやっぱり結構なお金持ちなんだろうなぁとか、若いボーイズは日本に研修に行くのかなぁとか、ウォッチングに余念がない。
自分の順番が来てチェックインカウンターに向かった時、横のビジネスカウンターでチェックインしている若い男女に目が釘付けになった。
彼らはルイヴィトンのピカピカのトランクを預け荷物にして、女性のほうはスラリと見目麗しく10センチ以上はあろうかというシルバーのプラットフォームサンダルを履いていた。(お金持ち…)
ほんとベトナムのお金持ちは突き抜けてる。
!
んー??
んんん???
でたーーー!!!
お金持ちのパジャマ党???
着ているのはピンクの半袖パジャマ。
くろまめ意味もなく嬉しくなる。
大変レアなお金持ちパジャマ党発見。
この話を知人にしたら
「それはさ、ピンクのシルク製のスーツだったんでしょ?」と言う。
光沢といえばシルクてか!?
またマウント取る気か!
いやいや、もしもそれがシルク製のスーツだとして、ジャケットとパンツの裾にゆるキャラのプリントは無いでしょうとも。
襟と袖に白いトリミングも無いんでないのかい?(思わず方言)
知人は
「えっ?ほんまかっ?いやムリ!爆笑 そら衝撃やん!!!そらパジャマやん!知らんけど。」
と言って笑っていた。
ルイヴィトンとパジャマをコーデしちゃうなんて難易度高すぎ。
ある意味ファッション上級者。
くろまめはひさびさに衝撃を受けた。
その後もただただそのカップルが気になった。
ホーチミン空港の荷物検査なんて行列ぐーるぐる。
ぐるぐるするたびにいやでも毎回視界に入ってくる。
結論は「うーん、好きも高じるとここまでになるのだな!」
ベトナム深い!かなり深い!
他にもいろいろと興味深い研究テーマが転がってそう。
ちなみに彼氏の方は普通のジャケットにチノパンはいてた。
残念ながら、むっちゃノーマルだわ!
ペアルックパジャマだったら良かったのに。
ちなみに彼女の首には豪華なダイヤのネックレスと手首には眩いばかりのテニスブレスレットが輝いていた。(あれはいくらくらいするものだろうか)
もはや老眼になってる目もヤられそうになる。
しかしパジャマにダイヤはやっぱり似合わないヨネ。
ベトナムにはパジャマをこよなく愛する人が多い。
LOVEパジャマ。
ベトナム人はパジャマを「ピジャマ」って言う。
なんかかわいい!ww
経済が高度成長し続けたらパジャマ党は減っていくんだろうか。
熱帯性気候のベトナムでは減らないような気もする。
もしもベトナム人の友人が出来たなら〝パジャマ愛〟について根掘り葉掘りインタビューしてみたい。
しかしそんな日はたぶん来ないと思う。
ベトナム人と友人になる前に日本人の友人をつくりなさいよってね。www
ごきげんよう!
くろまめ
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