ベトナム 新型コロナウィルス最新情報 2020年9月1日 

ベトナム生活

今日は午前から散発的に雨のベトナムからくろまめです。

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ベトナムのコロナウィルス感染状況 ※9月1日現在

新型コロナウィルス感染死者ゼロ、市中感染100日ゼロ達成直前の7月25日にダナン市で416例目の新規感染者が出たベトナムの第二波の状況記事を書いてから、ちょうどひと月が経過しました。
その後のベトナムの様子についてお知らせします。

第一波からの状況などをまとめた8月1日(8月8日更新)の記事はコチラ↓

ベトナムに新型コロナ第二波 再び社会隔離になるか ※8月8日更新
急に第二波が到来し始めたベトナムは今回も前回同様厳しい対策打ち出してくるのだろうか。

 

【感染者の推移】

1月23日~第一波の感染者415名 死者ゼロ
7月25日~第二波の感染者は629名 死者34名
8月31日時点 感染者合計1,044名 死者34名

他国に比較するとずいぶん少ない数字ですが、第一波で抑えられていた感染者数が1.5倍になり、死者が増えているのが残念です。

第一波と第二波の違い

1月23日に初めてコロナ感染者が出たあとも死者ゼロを維持し、4月16日以降は新規感染者ゼロが続いていたベトナム。
あと1日で100日を達成して、まもなく「制圧宣言」が出るかと思われた矢先の7月25日のこと、突然降ってわいたように中部ダナン市で57歳の男性のコロナ感染が出て、さらに7月31日には初の死者が出たことでベトナムでは衝撃のニュースとして扱われました。

このひと月で感染者は急増、当初からの合計が千人を超して現在死者が34人となりました。

亡くなった方のほとんどが60代以上で糖尿病や腎臓病などの既往症があるとのことですが、台湾に並んで感染抑止の優等生だったベトナムは第一波の時に比べると、ウイルスが様々に変容した第二波では封じ込めにやや苦戦している状況が見てとれます。

しかし一方で第二波以降、毎日次々と届いていた日本国総領事館からのメールの頻度は8月中旬以降はぐっと少なくなりました。

第一波の厳しい隔離政策で落ち込んだ経済活動を少しでも取り戻すべく、フック首相の発出した指示は「各省の状況に応じて裁量は柔軟にガチガチに抑止するな、軽快に」とのことでした。

落ち込んでしまった経済活動と感染防止の両輪で進めていく方針にスイッチしてきたのがよく分かります。

ホーチミン市民も再びマスク姿に戻っていますが、特に外出を控えている様子はなく、街中の道端カフェも普通に営業しており、滞りない生活の状況が見て取れます。

第一波の社会隔離

第一波ではベトナム全土に「社会隔離」が発出され、この長い社会隔離期間に国民が活動できることは限られてしました。

利用できたのは以下の2点のみです。

医療に関することーー医療施設での診察、医薬品販売、燃料、銀行、通信、電力、水道。

食料品に関することーー市場、スーパーマーケット、コンビニエンスストア。

営業できるのはライフラインの必需品サービスに限定されました。
感染防止のため、建物入口での検温、消毒が義務付けられ、マスクの着用、マスクを適切に捨てない、不要不急の外出には罰金が科せられました。

第二波感染者の出たダナン市の状況

第二波の新規感染者が出たダナン市は7月28日に再びこの厳しい社会隔離となりました。
そのうえ30日からはフードデリバリー営業も全面禁止となっています。

またスーパーに出入りするためには政府から配られたカードを持参しなければならないとか。
これは新規感染者が長期間出なくなるまでの継続的な措置とみられ、そこに住む人たちにとって大変な状況といえます。

観光産業をさらに直撃する新型コロナウィルス

ダナン市はベトナム中部にある主要観光都市のひとつです。
夏場のビーチは多くの観光客でにぎわい、近くにホイアンという世界遺産の観光地もかかえています。
ビーチ沿いや丘には有名リゾートホテルも多く、多くの観光関係者が住む町です。

海外旅行ができない現状や、第一波の反動で急激に増えていた国内旅行者の目的地のひとつでもあったダナン市。
航空会社も飛ばせなくなった国際線の代わりに国内路線を活発化させていた矢先の出来事でした。

観光産業で成り立つこの町がこのように長期的に封鎖され、営業停止になることで人々の生活も大変困難な状況となっています。
ここに住む日本人も少なくありません。

私も社会隔離の時のどうしようもない焦燥感を思い起こし、今も不自由な生活をする多くの人達に思いをはせています。

ベトナム人の衛生観念意識が向上

コロナ禍が襲来して以来、徹底的な接触者追跡と隔離で感染拡大を抑止してきたベトナムです。
もともと日本ほど衛生観念の意識が高くなかったこの国の人々に手洗いが徹底されるようになり、スーパーではコロナの歌が流れるようになっていました。その歌に合わせたダンスも盛んに再生されていました。ベトナム人の衛生意識は明らかに変わったように感じます。

バイク大国のこの国では老若男女が大気汚染対策でマスクを着用しています。
もともとマスクに抵抗のなかった国民性もあってか、バイクを降りてるときも着用をするようになり、予防意識はさらに高まっているように感じます。

 

最後に

新型コロナウィルスの最新感染状況をご紹介しました。
ベトナムは国際線が完全停止されて久しく、日本人も帰国できない日が当面続きます。
遠く離れた日本の家族のことを思わない日はありません。

観光地にも人が戻りますように。
国内線が再び活発になりますように。
その先に国際線の翼が戻りますように。

今はどこに住んでいたとしても、やはり個人個人がしっかりと予防をするしかなさそうです。
このまま予防を続けて市中感染が減り、一刻も早く終息してくれることを願うばかりです。

くろまめ

 

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